2007-01-07 00:14:00+09:00
日記 . mixi

[補遺] 「ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実」

mixi日記から転載 id=311620942

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Beatlesに限らず、もしかしたら一番好きなエンジニアかも知れない、Geoff Emerickの自伝の翻訳です。

おもしろかったです。George Martinの自伝を読んでおもしろかった人はこっちも読むべきでしょう。

・"Tomorrow Never Knows"のドラムがクローズ・マイキングとバスドラのミュートのハシり ・"Hey Jude"の途中でポールがついた悪態が録音に残っている ・Beatlesの珠玉のコーラスワークのパート作成にはどうやらGeorge Martinの意見が深く反映されているらしい ・"Blackbird"はほんとの『野外録音』で、鳥の声の中にはエフェクトでなく本物も混じっている

といったところが、おもしろかったです。

なにより、Geoff、そしてPaulがアメリカから送られてくるMotownのレコードのベースの低音に刺激を受けていて"Paperback Writer"の録音で、具体的にPaulがGeoffに「この曲はMotownのようなベースの低音が必要だ」と語るところは、ほんとかよ、と思いながらニヤっとしてしまいました。

Beatles以降に関しては、なんらかBeatlesにかかわりのあるプロジェクトについてしか書いてなくて、Jeff Beckは名前だけ、Elvis Costelloの"Imperial Bedroom"に関しては一章がありますが、内容はそれほど突っ込んだものではないですね~。まあ、しょうがないか。

ビートルズに関してはメンバーのインタビュー、George Martinの自伝と"The Complete Beatles Recording Session"しか読んでいませんが、この本は確かに『最後の』しかし欠かせないピースであるように思います。