[
](http://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=2444430&id=696412)
3.83点 ( 24人中)
集英社ソニア・シャー, 岡崎 玲子
--
アフガニスタンやイラクを石油と絡めて論じる向きがあって、いくらなんでもそんなに直接的に動くかなあと疑っていたのですが、たとえば、アフガンを制圧した米国がその後まともな事後処理をせずに元の木阿弥になるにまかせたというようなことは、たとえば2002年になって期待されていたカスピ海の油田がものにならないとわかったということと関連するのかもしれないなあ、と。
「いつの日か石油は枯渇する」という話をしていたら、ある信頼すべき友人が「いや、石油はなくならないんだよね」と答えて、突っ込めなかったという経験があるのだけれど「なくならない」その内実がこの本に書いてあるようなことだったとしたら、むしろなくなっちゃったほうがいいんじゃないかと思わないでもない。
著者はSonia Sharという女性で、Webがありました。
http://www.soniashah.com/index.php
インド系アメリカ人に見受けられますが、取材源にイギリス系が多いのも気がついたところです。
訳者の岡崎玲子さんは、なんでも小6のときに当時史上最年少で英検1級を取得した人だそうで、まだ20歳そこそこ。
いかにも勉強できそうな人の訳文なのですが、センテンスが長い。原文のピリオドと訳文の丸の数があまり変わらないのではないかと思えるくらいです。
この人は集英社で売り出しているようで、コラムも、
http://shinsho.shueisha.co.jp/campus2/index.html
にあります。これも、どれもセンテンスが長い(汗 まさか英語で書いて自分で訳しているわけでもないだろうが。
僕もつい長いセンテンスを書いてしまって、いつも一所懸命に短くするのですが、他の人が読んだらきっと読みにくいんだろうなあ、と思った次第です。
それにしても僕らは石油の呪縛を逃れられないんでしょうかね。代わりになるのが原発とか、想像するとさらに暗くなってきます。