2007-03-19 02:00:00+09:00
読 . mixi . bob woodward . 伏見威

『ディープ・スロート 大統領を葬った男』 Bob Woodward、伏見威

mixiレビューから転載

2005年に読んだ本のうちおもしろいというだけなら二番目におもしろかった本。

ウォーターゲート事件は61年生まれの僕にとっては連合赤軍事件や石油ショック、ロッキード事件等と同様に、徐々に世界に目が向く過程で起きたメルクマールいえる事件だった。匿名の告発者である「ディープ・スロート」の存在は、匿名であるだけ逆に、この事件に強い人間臭さを感じさせる要因の一つであったように思う。

本書公刊直前にフェルト自身が自伝を執筆するというような話も伝わっていたやに思うが、本書にも書かれているように認知症で記憶が定かでないためか、または他に原因があるのか、どうやらいまだに出てこないところを見ると、この本で打ち止めになるのかも知れない。

ボブ・ウッドワードという人は非常に民主党に近い人らしく、この事件の報道後の活動はジャーナリストの立ち位置として「?」がつくところを感じるのだが、本人の証言が得られないとすればもう後はこの人に頼るしかないわけなので、まあしょうがないだろうなあ。