- 『 Hold Out 』 Jackson Browne
この人は70年代前半の一時期非常に良く聴かれていて、思い出を持っている人も多いようだが、大体はもっと初期の"Late For the Sky"、"Pretender"あたりを推すのが相場だろう。もちろん好きだけど、僕はあえて1枚といったらこれ。
Singer/Songwriterの曲作りというのはだいたい「I-V-I」型と「I-IV-V」型に別れ、音楽的な完成度に近づくには「I-IV-V」型は不利、というのが僕の仮説だが、この人は典型的な「I-IV-V」型だと思う。だから曲の展開がどうしてもまだるっこしく決まりきったものになりがちなのだが、いいときの彼はそれを聴かせてしまう気合がある。多分Bill Payneの参加が大きいと思うのだが、このアルバムではさらに、モノトーンだけど表情豊かで多彩な音楽になっていて成功だなと思う。
どうも本人はあまり気に入ってないっぽいけど。
ただし、最後の"Hold On, Hold Out"だけはちと僕には厳しい。自分一人で聴いていれば許してしまうこともあるが^^