2007-05-01 01:00:00+09:00
読 . mixi . 池田清彦

『環境問題のウソ』 池田清彦

mixiレビューから転載

怒れる構造主義生物学者池田清彦が、地球温暖化、ダイオキシン問題、外来種問題、自然保護運動でメディアや行政を支配する論調を批判した本。

この選書は多分ヤングアダルト向けシリーズなんであろう、書き方もやさしくしようとしているし、漫画チックな挿絵があったり読みやすくなっているが、特に内容をはしょったりしていることもなく簡潔によくまとまっていると思う。エネルギー問題(というかエネルギー資本問題、かな?)が地球温暖化問題とリンクするのが当然のような風潮が支配的になってきた昨今、こういう論を読んであらためて足場を確認するのもいいかなと思う。

『「正義」というのはあなたの頭を破壊する麻薬である。麻薬中毒になる前に、たとえごくわずかでもよい、抵抗せよ』と著者は書く。しかし著者にそう書かせるのは何だろう?正義を騙るものは実はほんの一握りで大部分は善意で「正義」に賛意を表すもの、そして世の中は動いていくって認識かな?