- 『 未完結の問い 』 大西巨人、鎌田哲哉
評論家鎌田哲哉を聞き手とする大西巨人のインタビュー。「通常はインタビュアーが三、被インタビュアーが七なのにこれは逆」とある通り、鎌田の発言量が多くなっているが、そもそも大西のインタビュー自体が貴重なんだからそれも納得できる。
いろいろ興味深い内容はあったが凄いなと思ったのは冷徹な批評家でもある大西が自分の小説について、あそこはいいとかここはちょっと、とか非自作以外の作品と同様な視点の評価を持っているらしいこと。自作であることは意識しながらなのだが、それでもここまで客観的に見ることができるとは。