- 『 Trespass 』 Genesis
GenesisはPeter Gabriel時代、最初の飛躍がこのアルバム。GuitarはAnthony Philips、DrumsはJohn Mayhewという人で後のGenesisの一般的なサウンドイメージとはだいぶ異なると思われる。
演奏・アレンジは結構起伏に飛んでいるんだけど、エッジを立てない漠と濡れたエンジニアリングが施されていて、最初は気がつかないくらい。だんだん演奏が頭に入ってくると闇の中から突然街灯の下に出たようにはっきりする、という感じ。これが良かった。
わずか6曲なんだけれど、最初の"Looking For Someone"から最後の"The Knife"まで、実はすごいドラマチックな構成なのね。
どの曲にも聴きどころがあるけれど、最近は"Stagnation"の間奏のTony Banksのポルタメントを単純に使ったシンセ・ソロからオルガンに写って盛り上がっていくところなんか好きです。
というと、確かに以後お得意のパターンになるのではあるが…。