2007-06-11 10:23:00+09:00
日記 . mixi

考える葦

mixi日記から転載 id=462116606

『人間は、自然のうちで最も弱い一本の葦にすぎない。しかしそれは考える葦である。』という文章、僕は昔から今にも乾きそうな泥から生える一本の葦をイメージし、そうかも知れないがちょっとカッコよすぎかな~と思ってきた。

実際には風や雨のままにあっちへ流されこっちへ吹かれて漂うようなのが人間だと思うが、そんな根無し草となった葦だと考えると、その葦が考えるとは、なんと無意味で悲惨なことであろう。

さらにいえば一般には葦は群生して葦原となるが、その一本一本が考える葦だったとしたら、お互い、なんとうっとおしく、憂鬱なことであろうか。

大地にただ一本生える葦、というのはどっかの文庫のロゴマークにあったんで、それがイメージされたのかな?去来する二つの葦のイメージは、たぶん、パスカルくんが抱いたイメージとは異なるが、それを却下しなくてもよかろう。

なんて、ことを考えながら『パンセ』をぐぐっていたら、こんな言葉があったのも思い出した。

『人間の小さなことがらに対する敏感さと、大きなことがらに対する無感覚とは、奇妙な入れ替りを示している』

あー、そうだったか。なんとなく逆な気がしていた。

パスカルくんは自分は逆でありたい、といっているのかな?

書字というのは、実は考えるだけでそれを記録する手段を持てない葦が人間の潜在意識に働きかけて、自分を使って紙を織らせ、人間の手で考えを記録させようとしたところから、始まったのかも知れんね~。というくらい、頭に浮かぶさまざまはいつもよって来るところが不分明なのであった^^