- 『 首相支配-日本政治の変貌 』 竹中治堅
つい先頃死亡した橋本龍太郎をして、現在の小泉流政治の出発点、と評した人がいたが、制度的な面から見てまさにそうであることがよくわかる本。長年変わろうとも変われない日本の政治を見てきた眼(自分を始めとして…)は、逆に、この間の変化を明確に変化として捉える事ができくなっていたのかという感も覚える。
従来の派閥政治の常識からすれば、誰もが現首相に諾々と従っているように見え、特異なキャラクターになんとなく納得させられていた。ところが、実は、しっかり制度的な裏付けがあってのことだった。ここをきちんと押さえてわかりやすく示した好著と思う。