村上正邦、平野貞夫、筆坂秀世の鼎談本、「自民党はなぜ潰れないのか」を読んだ。
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自民党はなぜ潰れないのか―激動する政治の読み方 (幻冬舎新書 む 1-2)
3.33点 ( 27人中)
2007幻冬舎村上 正邦
いくつか気になるところはあったのだが、別に政治に憂いを持って生きてるわけではないので(満足してるわけではさらさらないが)、どうでもいいとして。平野貞夫がこんな発言をしていたのにはひっかかった。
小沢一郎が社会党との政策協議で原発廃止に賛成したという話を受けてだが、
- 小沢は社会党と同じようなこと言い出すんですよ。原発は要らないなんて。こっちはまだ自民党のシッポがあったから、冗談じゃないと中に割って入って、「それは違うって…(中略)…やっぱり保守としては原発廃止をやられちゃ困るわけよ。
と、あるが、なんで困るのかは言っていない。
しかし、なんで困るんだ?保守勢力は原発がないとまずいんだ。
確かに原発を使った発電はエネルギー供給を集約化して産業資本主義の独占化(こなれない言葉だけど)と、政官との一体化(まあこれを別の言葉では「癒着」と言いもする)を作るには便利な方式だろうけど、それだけで「困る」、というのも変な話だ。
原子炉など設備の輸出入や技術の蓄積がなくなっては困る、ということかな?これは実態をよく把握していないのでなんとも言えないけど。
しかしどっちにしても資本主義体制の中での対米追従にとっての利点で、「保守」の理念としてはむしろ相容れないような気もする。
それとも、要するにあれかな?
自主外交を確立して普通の国になるためには再軍備して核武装しなければならないんだから、原発やめて原子力開発技術もなくなり、ウランやプルトニウムを輸入する口実もなくなったらまずいから、ってことかな?
どっちにしろ、単なる「息をする(小さい)財布」である自分にとってはどうしようもないことではあるが、僕も、現実を離れた理念としては保守に属するかもしれんなあと思うんだけど、こういうところがあると、どうにも困ったもんだと思わざるを得ないなあ。
しかし、なんで保守には原発が必要なんでしょうねえ?