2008-03-25 12:18:00+09:00
日記 . mixi

Charlotte Ramplingのこと

mixi日記から転載 id=755225864

人から指摘されないとドイツ語だかフランス語だかもわからないような奴なのですが、このTrailerを見ていて、そうだそうだ、この人はイギリス人の癖にフランス語の台詞を喋ってるときがいいんだっけ、と思い出した。まあ、もともと両方喋れるみたいだが。

カチンコ

Desaccord parfait

Charlotte Rampling。この人はだいたいカヴァーニの「愛の嵐」の人ということになっているんだけど、あの映画は僕は楽しめない。だいたいカヴァーニって、ネタはおもしろそうなんだけど、観てみるとなんだかなあ、と思うのが多いんだよな。

作品と監督に恵まれない、とよく簡単にいうけれど、しかし女優だって選ぶわけだし、彼女自身のインタビュー等を読んでも、作品を選ぶのも女優の能力のうちじゃねーの?とか、思わないわけでもない。

とか、いいながら「一番好きな女優」と公言するだけあって結構観ているんだよな。で、観るたびに「映画はつまんなかったけどCharllote観れて良かった…」という感想を抱いて帰っていた。

そもそも、僕の場合、彼女をいいなあと思ったのは、映画じゃなくて写真なのだ。

カチンコ

Charlotte Rampling

これはBBCのインタビュー動画だけど、00:35と、01:00に出てくるHelmut Newtonが撮った写真。彼の写真集を買ったら、こりゃ全然違うだろう!Newtonの写真って色とかストーリーで退廃を演出してるのに、この写真だけモデルそのままじゃんよ。誰だこれ?見たらCharlotteだった。

まあ、最初からそんな感じだったんだが、どうも使う方もそういう頭で使ってるんじゃないか?映画に使うなら、ちゃんと動かして喋らせなければいいかどうかわからないじゃん。とずっと、思っていたけど、まあ多分、それに堪えられなかったりするんだろうなあ、なんぞと勝手に想像していた。

この辺の感じは、webである人が書いていた彼女評がとてもよく言い表しているので、ひく。

↓の「女優の話」 ばy Tetsuya Sato

http://home.att.ne.jp/iota/aloysius/cinema/index.html

なんてな、なかなかうまいな、と思う。

この人は「大島渚の『マックス、モン・アムール』は死んだって見ないぞ」と書かれているが、ところがところが、僕が、動いても喋ってもいいじゃん!と、あらためて思ったのがこの映画だったのだ。1946年生まれだから、もうすでに40歳なんだが、逆に、映画の普通のドラマの世界に入って落ち着くにはそのくらい生きないとムリだったのかも。

この映画はセンセーショナルな内容だけが話題になって、彼女が主演だということさえ話題にならなかった気がするのだが、僕は好きな映画だな。

主演というのとは違うかな。以前の役柄に近く、謎でよくわからない部分も活かしつつ、ちゃんと喋って動いて存在しないような存在感が出るという。

そういえば同時期NHK特集のルーヴル美術館を取り上げた番組にも出ていて、見た気がする。もしかするとこっちが先だったかな?ニケの前に立つところとかあったような気がするのだが。

で、この後しばらくしてオゾンの「まぼろし」で夫が失踪しちゃった(確か)Virginia Woolfを講ずるフランス人の役が良かった。やっぱり喋るところがいいんだ。60歳にしてこの色っぽさ。

オゾンは僕は嫌いで、後の「スイミング・プール」同様、かっこいいつもりで俗な演出で映画全体をダメにする青二才てな印象しかない。おまえなー、Charlloteをそんな安易に使うな!(失礼)

しかしCharlloteはこの監督気に入ってるみたいだ。やっぱりB級なのか…。まあでも観られるだけいいか。

てな、ことを思っていたんだけど、最初の"Desaccord parfait"は、なんか、なかなか良さそうじゃん!

2006年の作品らしいけど、日本で観られないのかな?

http://www.charlotterampling.net/