2008-03-30 17:38:00+09:00
日記 . mixi

[曲話] "Like a Rolling Stone"

mixi日記から転載 id=760431410

Bob Dylanは扱うには大きすぎるピースだが、"Like a Rolling Stone"もそれと同じくらい大きすぎる。

カチンコ

Bob Dylan - Like A Rolling Stone

しかし、こういう自作動画に既存音源を使うのってよく見るけど、いいのかな?日本じゃ当然ダメなんだけど向こうじゃよくなっていたりして。わからんが、それはそれとして。

速いRock'n'Rollは概して飽きるのも速い。Rock'n'Rollのリズムの豊かさは歌詞つまりボーカルによるところが大きいのだけど、最初から速いテンポで作っちゃうとそこを十分展開しきれないからではないかと仮定して、ゆっくりしたワルツで作ってそれを速くしたらいいんじゃないか?というのを、Elvis Costelloの"The Imposter"を聴いてるときに考えたことがある。実際あの曲は弾き語りでやるとしたら、ゆっくりの三拍子が合うんじゃないかと思う。

なんてなことを、思い出す音源を発見。

カチンコ

Bob Dylan - Like A Rolling Stone (Rare Version)

もちろんこれが元の形かどうかはわからない。

"Like A Rolling Stone"は実はテンポは速くない。むしろゆったりしたテンポなのだが、あるときはゆるやかな大河の流れのように聴こえ、あるときはどんなハードロックよりも性急に速いように聴こえる。多分、JohnがElvis Presleyの演奏に関して言っていたのはこういうことなんだろうと思う。

それがどこから来ているかといえば、微妙なのだが、Dylanの歌とギターのリズムなのだろうと思われる。

Dylanはよくも悪くもその音楽的に取り込むのが難しい状況を無造作にバックバンドに投げ出すものだから、それに活きのいいアンサンブルで答え、逆に Dylanを鼓舞してさらに曲をドライブさせ、無事最後までたどり着くというのは至難の業だろう。録音で残った音源を聴いても、よくこれが世に出たもんだという気がする。

したがってこの曲は発表いらいずっとライブで演奏されているが、なかなかにいい結果として残っているのも少ないと思う。

The Bandとの復活ライブや、Rolling Thunder Revueなんかの音源もいいのだけど、結果的にはだんだんと、Dylan自身曲の持つリズムのドライブ感についていけてない、聴きやすい(けどわくわくしない)演奏に落ち着いた気がする。

そうなるギリギリ直前の時期の演奏なんだけど、これは意外にいいかなと思うな。

カチンコ

Bob Dylan - Like a Rolling Stone (1978)

78年てことは、武道館のライブを出したときのツアーかな。聴いてないけど聴いてみないとマズいかな。

しかし、ステージに出てしまえば出来はパワーと気合とふざけんな根性次第なのかもという気がしてくるな。

カチンコ

Bob Dylan Judas Like a Rolling Stone Full

満場の敵意に対して"Play it fucking loud"との号令とともに始まる演奏。バックは当然のHawksだし。クスリの力もだいぶあるかなw しかしこれも映画のコピーだよねえ、いいのかな?w

このときの演奏はいろいろ聴けるようになってきたけど、どれもそのパワーに圧倒されますな。

実際他のどんなバンドよりも音デカかったらしいし。