■性犯罪者を強制的に去勢へ、ポーランドが刑法改正方針 (読売新聞 - 09月25日 19:44)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=618122&media_id=20
【ベルリン=中谷和義】ポーランド政府が性犯罪者を強制的に去勢する方針を打ち出した。
同国東部の男(45)が自分の娘(21)に性関係を強要し、男児2人を生ませた事件がきっかけで、トゥスク首相は薬品投与による強制去勢を法制化すべく、刑法改正に向けた準備を司法省と保健省に指示した。
子供を狙った性犯罪者の去勢は英国やドイツなどでも行われているが、精神治療や本人の同意が前提で、強制ではない。欧州連合(EU)内には「強制去勢は現代刑法になじまない」(クラウス・ヘンシュ欧州議会元議長)などと人権侵害の懸念が広がっている。
しかし、ポーランドの有力紙ジェンニクの世論調査では国民の84%が賛成し、与野党の大半も支持する方針で、刑法改正はほぼ確実な情勢だ。
(YOMIURI ONLINE)
若干古いニュース。
これを読んですぐ、なんとなく陰茎切除をするようなイメージを抱いて違和感を感じた。ついたコメントのなかにも「おちんちん切っただけじゃ性欲や暴力性はなくならないからかえって危険では?」なんてのがあったようだ。
日本人の身近な去勢というと、やはり中国の宦官だろうが、それはいかにも「おちんちん切る」というイメージがあるからしかたがないと思うが、調べてみるとこの記事の場合は外科的処置ではなくて、薬物注射で睾丸を萎縮させる「化学的去勢」らしい。
さらに調べてみると、性犯罪者に対しては、すでに犯罪者が希望すれば化学的去勢処置を施せる国はいくつかあるらしく、検討中の国もさらにあるという。
というわけで、去勢そのものに対する知識の不足を自覚。
以下、男性に限定して。
去勢は、完全去勢と部分去勢があるのだが、そもそも本質的なのは、生殖腺、睾丸の除去が主眼であって、おちんちんのほうはむしろ付属物扱いのようである。睾丸が機能しなくなると、テストステロンが供給されないので、生殖が不可能なのはもちろん、男性的な攻撃的性質がなくなっておとなしくなる。性欲もなくなる、というわけだ。
中国の宦官の場合は完全去勢するが、他の国では睾丸を除去するだけの場合もあったようだ。
生殖腺の機能を止める、ということであれば、外科的に除去してしまえばもちろん、このポーランドの刑罰のように、薬物投与で睾丸を萎縮させる方法もあって、これなら痛くなさそうだしw、思想信条によってはむしろ自分からそれを望む人が出てきても不思議ではないような気もする。
と思って探したら、案の定、そういう記事もいろいろと発見。
BME Japan(Body Modification Ezine Japan)
http://www.bmejapan.com/index.html
身体改造、ボディピアスとかタトゥとかその手の世界のに関するサイトなのだが、この中に去勢に関するGlossaryを発見。
その中に、自ら望んで去勢を行う人たちのことが書かれている。簡単にまとめると、彼らは特に性犯罪者となるほどでなくとも、時にコントロール不能であるところの性欲をコントロールしたいという欲望を持っているようだ。いわく…、
ただ一つ、自分を抑制できないのを解決するため、というのが皆において言えることです。自分の性衝動を抑制することができないまま、セックスに対して狂信的になっている状態を、去勢することで解消するのです。性ホルモンがなくなりセックスをしたいという気持ちがなくなることで、彼らは皆落ち着きを取り戻す のです.
うん、その気持ちはよくわかる。
しかし、単に去勢しただけでは性欲がなくなるだけで、コントロールしているとはいえない。で、彼らはどうするか。去勢の副作用として、テストステロンがないために、
体がほてる、就寝中に勃起しなくなることから陰茎が永久に小さく細くなる、腰周りに脂肪がつき、胸も女性のように膨らみ、乳首も敏感になる、さらには、鬱と「禅」といわれる落ち着いた状態(これがまたなかなか笑えるでしょ)が定期的に訪れる、頭髪の減少がストップする、体毛が薄くなる、骨粗鬆症の危険…
等の症状がでるという。それを回避するためにテストステロンの投与が必要になる。
で、テストステロンの投与量が性的能力に影響してくるというのがミソで、つまりセックスしたいときにはテストステロンをたくさん投与すればいいということだ。さらにいわく…、
射精は可能だが、精液はなくほとんど透明の液体を出すだけになる、テストステロンの投与量が性的能力に影響する。精力的に自信を持つようになる人もいれば、セックスをしなくなる人もいる。テストステロンの投与を行わなければ、セックスに対する興味、セックスする能力を直ちに失うが、テストステロンを投与すればほとんどすぐにもとに戻ることができる。
ということだw
まあ、別にこんな話を書いたからといって、僕も玉抜きしたいとは全然思わないのはいうまでもないけど、この記事が言う「自分を抑制できないのを解決したい」という気持ちはわからないでもない。だけど、仮に簡単にできるとしても、そうしたいとは思わないだろうなあ。そういう姿勢をよしとするような美意識も性的嗜好もないし。
ときとして抑制できないかもしれないものと付き合っていてこそ、こころも豊かになる可能性があると思うんだがな。
それがうまくいかなくて、社会的制裁を受けるような事態になってしまったとしたらば別だけども。