レビューとからめて書こうと思ったのにアマゾンに在庫がないみたい。少なくともここからは引っ張れない。
New Orleansのピアノといえば、Professor LonghairとかHuey "Piano" Smithとか、Dr. Johnとかいますが、この人はそのNew Orleansで天才の評価をほしいままにした人らしいです。Neville BrothersのArt Nevilleをしてその自伝で「フェスも凄いがこいつは真の天才だ」と言わしめた男がJames Booker三世。
まずは1曲動画。
Make This World A Better Place
はい、この人も弾き語り、この声といいピアノのトーンといい、なんかヤバいですね(汗 Parkerみたいな怜悧なヤバさではないけども。
この人は何が天才かというと、複雑な曲でもぱっと聴いてすぐそのまま演奏できたそうで、それほど濃い音楽教育を受けてないにもかかわらず様々な曲をレパートリーにできたのはその辺に秘密があったらしい。
CDだと"Waltz"というタイトルの曲があって「へーNew Orleansなのにワルツ?」とか思いながら、曲が始まるとこれがショパンだかリストだかだったりするんだよね。しかもそれがちゃんとNew Orleansにもなっていて、だんだんヤバい感じで崩されて行っていかにもなブギウギのブルースを歌い始めるとか、ちょっと、最初はつかみどころがない感じもした。
New Orleans周辺だと、ギターではSnooks Eaglenがやっぱりそういう才能を持っていたらしいですが、これはまた機会があればと。
しかしこの音色はなんといえばいいのかほんとに。
そういえばルビンシュタインが
― 1958年にニューオーリンズを訪問した際彼のプレイ聴いて驚愕し、「私はあんな風には絶対に弾けない。少なくともあのようなテンポでは」と語った
とWikipediaにあったけど、ルビンシュタインのピアノってなんか音色といいノリといい、New Orleansっぽくないかなあw
それはともかくとして、"St. James Infirmaly"という古い伝統歌があって、それはなかなかやってみたいと思わせるものがある曲で、サッチモもエリントンも、他にもいろんな人がやっているけど、この人のピアノ弾き語りのそれが僕は一番好きかもしれない。
歌は入っていないけれど、こんな動画も発見。
James Booker - Home Video - Kaarst '78
http://www.youtube.com/watch?v=uFBK1TsPlEQ
ホームビデオって…、こんなのまで世界中に配信されちゃうんですねえYouTube。
しかし、全然関係ないけど、James BookerとArt Neville気がついたら二歳違いで誕生日が同じ12月17日なんですな。僕と一日違いじゃん。
まったく意味のないオチですけど。