さて、というわけで…、というのはタイトルでも分かるように、Mystery Trainの停車駅の一つは?ということなのだが、僕がその駅に着いたのは実は電車に乗って、ではなかった。
Tony Joe White - Polk Salad Annie
セッションに出るようになってから、いわゆるSwampミュージック、とっかかりでは大きく刺激されたものの、謎を解くべくドアを開けて中に入っていかなかった損失を痛感、いろいろ物色し始めたときに、どういう経緯か忘れたがこの曲を知った。
即座に、これだ~~ぁ!となって、遅まきながらCDを手に入れ、情報収集もするようになったのだが、実は、その時点でもPrelsleyのレパートリーだってことを深く考えなかったのよね。
'80年代に入ってPunk/New WaveからRockの終わりを迎えて、あらためて、どーも最初にラジオやレコードで受けた衝撃波のおおもとに向かって進んでない気がし、文字通り、retrospectとして昔のSoulやR&B、Funkを聴き漁り始めた頃、ま、Beatlesやその他のRockバンドは別にして、おおもとのある部分は、たとえば、Sly StoneやMetersや、Bernard PurdieがいたKing Curtisのバンド、ってところに落ち着いたものの。それでも、何か足りない部分があるとずっと感じてた。
多分、Northern Soul、Southern Soulみたいな分け方に鍵があるかと思ったけども、聞いてみるとそれはそれでおもしろい人がいるにせよ「なんでか分からないけどこれだったよ!」という感じまでは行かず。
しかし、そこにSwampというキーワードを、さらにこの曲を置いてみると、まさに最初の衝撃はここから来たんだというように思えてならなかった。
なんで、こんな知らない人の音楽にそう感じるのか、というのはあったけど、まあいいや、感じたもののほうが正しいw と、開き直ったわけ。
そしてこの曲、Funkyなエイト・ビートでキーのEでずっといってブレイク、IVと、Vの代わりのIII-という、入りやすくノリがいい進行。こういうのこそやってみなきゃ嘘だろ、と、早速ネタとして持ち出したんだが大失敗。
Lowell Fulsonの"Tramp"なんかもそうなんだけど、Iのところで語りだか歌だかわからないようなVoがずっと続くんだが、実は歌のパートは決まった小節数なんだが、その前フリがあるために構成感がなくなってブレイクが合わないんだw
内容も歌い回しも語り的な歌をまるっきりコピーする事ほど情けない(つーかつまらないw)ことはないので、それはできないし、ん~これはこのまんまじゃネタにならんなあと思った次第。
で、最近の経緯で、そういえばこの曲Presleyがやってたんだよな?どんな風にやってたんだろうと探してみたら…。
Elvis Presley Polk Salad Annie 1972 HQ
なんと、前フリ的な部分なんかないじゃんw これならかちっと行けるわね。Presleyとこの曲がどうも結びつかなかったんだが、百聞は一見に如かず。
それに、この動画観てるといろんな面で興味深い、というか、多分当時この辺のステージはテレビで見てると思うぞw 当時は、Soul TrainとかMidnight Special、In Concertだけじゃなく、もっと早い時間帯で、一時グラミーの授賞式も放映したし、エルヴィスとかトム・ジョーンズとかエンゲルベルト・フンパーディンクとかのステージもテレビでやってたもの。
あらためて、あーこれだったのかも、と思った次第w
地元の盆踊りでさえまともに参加しなかったワタクシにとってのノリとかグルーヴとかの原点は、実はそういうところにあるのかも知れないなあ。テレビでやってたGSに合わせて部屋を転げ回ってたよ、ってのは、ウチの母親がよく言うことだけど、それは実はあまり記憶にないんだな。
むしろ、この辺とか、トム・ジョーンズの"It's Not Unusual"みたいなのとかが、目覚ましだったのかしらねえ。
しかし、Tony Joe Whiteのような、語りっぽいVoというのは課題だな。G.Love & Special Sauceが出てきた時もそれで打ちのめされたけど、これに含まれる課題を、いったいどうすりゃいいのか。というのが、いまだに出せない答えの一つです。
いわゆるメロディ付きの歌詞を歌うことと断絶してるわけではない、という確信だけはあるんだけどな~。