- 『 インテリジェンス武器なき戦争 』 手嶋龍一、佐藤優
「スパイ」という言葉にはすでにかなり偏ったイメージが付着している。以前誰かの本に「外交官寺崎英成は二重スパイだったろう。スパイは概ね二重スパイである」という記述があって、外交官=スパイ=二重スパイという等式を咀嚼するのに時間を要したことがあったが、「スパイ=インテリジェンス」と判っていれば、それほど理解しにくい話ではない。
この二人に田原総一郎を加えた「オフレコ!」での鼎談をはじめ、すでに取り上げられている話題も多いが、まとまっているし知らなかった内容も多いので無駄にはならなかったかな。
なんにせよ、日本の情報、諜報活動については、ほとんど戦前・戦中までしか扱われないので、こういう形でも出てくるのはありがたい。
お互いを妙によいしょしてたり、佐藤氏を一貫して「ラスプーチン」と呼んだりして、俗受け狙いなのには若干食傷だが。