2007-01-13 12:59:00+09:00
日記 . mixi

[補遺] 『インテリジェンス 武器なき戦争』

mixi日記から転載 id=316927779

レビュー

インテリジェンス 武器なき戦争

幻冬舎 手嶋 龍一, 佐藤 優

「外務省のラスプーチン」こと佐藤氏と外交ジャーナリスト手嶋氏の対談本です。

内容も興味深いものがありますが「インテリジェンス」という用語がどうなるか、ってのも興味ありますね。

手持ちの辞書で"intelligence"をひくと「《特に重要な事柄の》情報、諜報、諜報機関、秘密情報部」とあり、"intelligencer"は「スパイ、間諜、内通者;通報者、情報提供者、伝達者」とあります。

「インテリジェンス=スパイ」というわけですが、英単語の概念を理解する場合に同じような意味を持つ単語を並べてみると、翻訳しきれてなかった部分に思い当たるというのの一つの例かと思いますが、それはともかく、"spy"の語源は「よく見ること」らしい。それ以上に、"intelligence"は「理解力、思考力、知能、聡明…」などの意味がありますが、それが、情報・諜報活動を直接指すように使われるのはどういうことか、と思います。

唐突かもしれませんが、佐藤氏もカトリックですし、バチカンの諜報活動もある。それ以上に、薔薇十字とかカバラとかあるいはネオプラトニズムなどを思い出してしまいます。

西欧(「カトリック的な」と但し書きをつけたほうがいいのかも知れないですが)的な『知』には、もともとそういう意味合いがあるのかなあと思ったり。

自分のスパイ趣味は、他の分野とはあまり通じ合うものがないと思ってましたが、意外にそうでもないかも、とふと思いました。