2009-04-19 04:11:00+09:00
日記 . mixi

[曲話] Gimme Some Lovin' / The Spencer Davis Group, Steve Winwood

mixi日記から転載 id=1142132580

別人がバンドリーダーだからSpencer Davis Groupなのに、Spencer Davis GroupといえばSteve Winwoodということになって、かわいそうなのはSpencer Davisなんですが、それはともかく。

カチンコ

The Spencer Davis Group-Gimme Some Lovin'

Rock'n'Rollにハイトーンのシャウトは必須。それもほんとは脳天だけから出てくるようなキーキー声じゃなくて、体全体が振動するような出方でないと、というのは常々思うところだけれど。

意外にハイトーンに聞こえないけどハイトーン、という人はいるもので、たとえばPaul Rodgersはさらっと低い声と変わらない声で上のCでシャウトしちゃうからあまりハイトーンというイメージはないだろうけど実は高い。Paulもそんな感じ。

Robert Plantは高いのもすぐわかるけど太いのもすぐわかるので聴いてて途方にくれる。損してるのはSteve Marriottで、Plantと同じ音域で歌えば太さはさほど変わらないのに、さらに上でシャウトしたがるからどことなく声が細いイメージがつきまとう。

で、まあWinwoodだけども、録音では素晴らしく伸びのある高音のボーカルを聞かせてくれて、すげーなと思うのだけど、DVDや動画が出回るようになって当時の生演奏の様子がわかるようになると、あれ?意外につらそうに歌ってるのね。

技術的にはあまりしっかりしたものは持っていなかったのかもと思わせるところがあるのがちょっと悲しい。

しかし、名曲"Gimme Some Lovin'"、Blues Brothersなんかのカバーの影響か、キーEで出だしのメロがG#から、というのをよく聴くけど、やっぱこういう曲はもっと上でシャウトしてくれないとなあ。

ちなみに↑の動画(これがオリジナル)のキーはG、出だしのメロは上のBである。上のBで太くシャウトできるかどうかというのは、Rock'n'Rollを歌えるかどうかの分岐点になる。手っ取り早く言うと"Whole Lotta Love"の出だしの音が上のB。もちろんその辺を日常的に使う歌手はその上のEくらいまではなんとかやっつけるテクがあるのが普通だけども、この上のBでどれだけ遊べるか(声の出し方の引き出しが多いか)で存在感がぜんぜん違う。

生演奏だとこんなになっちゃうのだった。

カチンコ

Spencer Davis Group - Gimme Some Lovin'

まあ、バックの演奏がこれじゃなかなか盛り上がらないかなあとも思うけれど。いかにも腹式呼吸練習しろよみたいな歌で、実は、もっと音域が低い"I'm A Man"なんかも途中でへこたれ気味なのであった。

Winwoodは大好きなんだがなあ。

もともと地声は高そうだけど、それを活かすほどがんばらなかったのか、地声が高いとどっちにしても太くならないからあきらめたか。ちょっともったいない気はする。

で、なんでこの曲がこのキーだったかというのは、実はオルガンのせいではないかと思っている。Gのキーだと白鍵メインになってグリスとかを派手に決められるからじゃないのかな?

なわけでこの曲はやっぱりGなのかなあと思うんだが、さすがに後になってからは半音ないし一音下げのキーで歌っていて、歌はそちらのほうがよいような。

カチンコ

Traffic - Steve Winwood - Give Me Some Loving

これは歌も若干余裕が感じられていいけど、アレンジと演奏が最高なんですよね。実はこれが入っている"Welcome to the Canteen"のライブ盤は録音が貧弱なんで、注意深く聴く必要があるのだけど。キーはF。で、途中で上のDまで出してて、若干キーを下げてここぞというところでさらに上を狙う、という好サンプルとなっている。

Fであきらめたのかというとどうもそうでもなくて、最近の動画ではF#でやってるのがある。

カチンコ

Steve Winwood and Tom Petty - Gimme Some Lovin'

これはキーF#なんで出だしはBbになる。

半音上がっただけで多分さらに上を狙う根性は失せると思われ。

で、自分で歌うとしたらだけど…そりゃやっぱり元のGキーだよな。 で、歌えないから歌わないw