思えば若かりし頃、Steve WinwoodもRobert Plantも好きだけど、彼らよりも誰よりも(JohnとPaulは別として)、僕はSteve Marriottが好きらしい、と気がついた時に、こりゃ後の人生仲間少なそうだなあと覚悟させられたわけでw
その後、Van Morrisonにハマっても、Ian HunterやEdgar Winterはやっぱりいい!となっても、その位で淋しいわけがなく、無事老年に突き進まんとしているわけだが、最近、この人もかなり好きだわと思い至って、こりゃますます仲間いなそうだと…。
Eric Burdon。
もちろんあのAnimalsのVocal、British Invasionのビッグネームの一人だから、別にごくポピュラーな人ではあるのだけど、あ~「朝日のあたる家」の人ね、というのでなく、もともとWarが好きだったのでEric Burdonがいた頃(WarはEricとLee OskerがL.A.周辺で活動してたローカルバンドを発掘してきて自分たちも加入、名前をWarとしたのが始まり)をあらためて聴き直してみたら、Warはもちろんすんばらしいんだけど、これはどうみてもBurdonさんもかなりなもんじゃなね?となったわけで。
もともと有名な頃のAnimalsは好きなバンドで、"The house of rising sun"もだけど、"Boom Boom"とか"I'm Crying"とか、一時期大分聴いた。この人のシャウトは野太いんだけども、ざらつき具合が微妙で、実にかっこいいんだよね。
Eric BurdonはWarとオリジナルのアルバムを二枚、二年くらいしか一緒に活動していなくて、後になって未発表テイクを集めたアルバムが一枚、計三枚しかアルバムはないんだけど、これが凄いんだな。
Eric Burdon & War - Spill The Wine
(貼れないんでリンクです)
探すとこんな感じのかっこいい動画がYoutubeにもかなりあるんだけど、おもしろいのは、この人BeatlesやStonesとほぼ同世代にもかかわらず"Paint It Black"とかのカバーをやってるところ。普通いろいろあってやらないんじゃないかと思うんだが…。まあ、Humble PieもHonky Tonk Womenとかやってるし、カバーというより素材として使ってるだけというような感じもあるけど。
で、今回なんと"A Day In The Life"をカバーしているのを知って聴いてみたらこれがかっこいいの。
Eric Burdon and War- A Day In The Life
BurdonとWarはライブのJam Sessionで演奏を作っていくスタイルだったようで、そこからするとこのアレンジはなんかFrank ZappaみたいでWar本来のspontaneousnessからは少し離れている気もするけど、それでもここまでやるとすげーなと思う。これは演奏やアレンジが凝ってる以上に唄に存在感があるからではないかと。
Warと同時期に似たようなBluesやFunkやLatinを取り入れたバンドというとSantanaが思い浮かぶけど、あっちは唄にキャラがないから結局インストしか聴かなくなっちゃうんだよな。Zappaにしても、Zappaの唄はいいんだけど、なんというか、他の人と一緒に全体の中で使われるとなんか違った位置づけになってしまう。
この人は僕が好きになる人としてはめずらしくVan Morrisonと同じく唄だけなんだけど(Robert Plantは特別)、彼なんかも唄とバックをどう絡めるかってところで、やはりいわゆる歌モノの形式の枠内から出られないようにも思うし(まあ、それはそれで好きなのですが)。
それとくらべるとこの辺の演奏はかなり行けちゃってるんじゃないかなあ。 まあやっぱりあれだな。 羊と牧羊犬の関係じゃないってことだろうなあ。
Eric Burdon & War - Spirit (Live, 1971) HD
こういうのが、Eric Burdon & Warのdeclarationなんですな。
Eric Burdon & War jammin' in Paris, 1971
んでこれは、ステージのJamの一部なんだけども、こういうのを見ると、やっぱり意味の通じる言葉を音楽にするのが唄だ、ということをちゃんと考えないと意味ないな~、と思わされます。
そういうところに自分なりにどう近づいていくか、ですな。
さて、今日は赤坂行こうっと。