Costello初期のthe Attractionsと音楽的にはタイトに結びついてた時期、 "This Years Model"から"Punch the Clock"あたりまでだろうか、 の音源はアナログ時代から聴いていて、その後CD、サブスクと移行するに、 元のアルバムの形で聴くことが減っていたが、思いついて聴き直してみる。
この時期のアルバムの中で、これはあまり頻繁に聴いた方ではないのだが、 二十代も半ば頃、ベースを弾きたくなって練習を始めた時にお手本として 聴いてコピーしたのが初期のBeatlesとこのアルバムだった。
実は、この時期のCostelloのアルバムは、 いいはずなんだけどなぜか通して何回も聴く気があまり起きないのが多い。 例外が"This Year's Model"、AIR録音の"Imperial Bedroom"と"Punch the Clock"で、 そちらは死ぬほど聴いたが。
なんとなく、楽曲と演奏の密度をパッケージが捉え切れていないというか…。
Costelloは自作のre-masterには興味ないんだろうか。 このアルバムなんかは可能なら是非ともre-mix、re-masterしてみてもらいたい。
しかし、幸いにしてサブスク時代も進みこの頃のオリジナル盤の形でも ほとんど聴けるようになっているというのはありがたい。
でアルバムリストを眺めてたら見つけたのがこれ。
当時"Armed Forces"を買ったらこれと同じジャケットのオマケシングルがついてて、 その中に最初のピアノだけをバックにした"Accidents Will Happen"が収録されてて、 凄いなーと思ったものだった。
これ以外にも当時出回ってたbootlegなんかの出だしがギター一本の"Oliver's Army" だったり、思えば「一人でできる、いやできないといけない」というプレッシャーは この頃、CostelloおよびHoward Jonesによって植えつけられたに違いなく、 それはずっと自覚している。
ま、それはともかく、当時はバンドをやることを考えていて、4リズムで全員歌えて ハモれてポータブルな楽曲、3分間のプログレ的なアレンジ、とかから、 まあ4リズムではないけれどBeatlesは外せないとして、 Elvis Costello & the Attractionsと4人になったTodd RundgrenのUtopiaが リファレンスになった。
結局その意図は実現できず、今後も、バンド型式といっても せいぜい一人のヴァーチャルバンドならできるかどうか、てところだろうが、 リファレンスは相変わらずこの辺になってしまうだろうな。