北千住KNOCKのオープンマイクイベント"Sunny Aco Afternoon"、略してサニアコにて。
このイベントは店のコロナ堝の自粛期間からの復帰として、以前は平日夜だったイベントの形式を そのままに、日曜昼に持ってこようと今年から始まった。
コロナ堝は、こちらはといえば、孤立を求めて連帯を恐れずの姿勢を最大限強めた上で、 もう三十年以上前にかけた軛を外し、歌をつくって演奏しようとの方針を固めてくれた。
歌を作って演奏する、このことが自分にはやはり是非とも必要なことだと思えた。 そもそも今やらないともうやらないままあの世に行くことになりそうでもある。
とはいえ、演奏はともかく、曲を作るというのは、 少なくとも自分にとっては音楽から得られる単純な楽しみだけの作業ではない。 むしろうんざりすることのほうが多いかもしれないのだが、 ただ、時間を取れてシステムさえ確立できれば、 一月という決まった期間に決った数の曲は作れるはずだとは思っている。
それがルーティンとして定着すれば、また違ったこころもちを得られないだろうか?
となれば、プランだけではしょうがなくて、我が身に実装して想定通り動作するという検証がなければ、 意味はないだろし、実証できた暁には多少はシヤワセが増えるはず、というわけで、なら、 今年からはこの新イベントで演奏できる三曲を毎月作って歌うのを自分に課そうと決めた訳である。
いつか、歩くように、息をするように、飯を作っておいしく頂くのと同じように、 鳥があたりまえに囀るように歌えるようになるために。
それに向けて自分と自分の生活を組織化して毎日を暮らしていく。 作業にあたっては考慮してシステムを確立する。
となると、これはもう労働だな。 誰のためでもなくただ自分のためだから対価なき労働。
というわけで。
一月から始まってるので、既に二回やっているものを、自己組織化が間に合わずその間計画は果たせず 挫折。 今回やっと三曲揃えた。
- 五公五民の唄 00:00
- いつも変わらない 03:52
- 朝の老人 07:30
三曲にはさらに縛りをかけていて、 ルーツミュージック(主にアメリカーナ)の影響下の曲、変な曲、普通の曲を一曲ずつ揃える という方針。
さてさて、今月はなんとかクリアできたが、また来月から大変だ。 少なくとも今年一年はアコギ弾き語りスタイルでこれを続ける必要がありそう。 そして次の一年はまた別のスタイルで、さらに次の一年はまた別の…。
さらにそれを統合するのは三〜四年後かねえ。
対価のための労働やら、これ以外の生活に支障なく、恙無くそこまで辿り着けることを 願って止まず。