2024-04-24 01:38:00+09:00

対価なき労働が連れて行く先 '24/04

秒読み数え唄、火星の春の嵐、霊園通り

北千住KNOCKのオープンマイクイベント"Sunny Aco Afternoon"、略してサニアコにて。

必ず三曲新曲披露サーキット無事二周目終了。

今回も前回同様、ルーツミュージック(主にアメリカーナ)の影響下の曲、変な曲、普通の曲を一曲ずつ この順番で。

『秒読み数え唄』

動画で確認するとここまで跳ねずに、Piedmontスタイルでできるようになるとさらによいかなと。 "Three, Two, One, Go!"とかでなく、「サン、ニ、イチ、ハジメ!」なのが一応ウリ。

『火星の春の嵐』

それこそ三十年は前、当時から人類は地球をボロボロにしたあげくに資本主義にドライブされて宇宙に 出ていくだろうという予測を抱いていて、とすると、それを舞台にしたSagaを構成すれば いくらでも歌詞ができるじゃん、と目論んで始めたのだが、結局できたのは2〜3曲でそのまま 立ち消えていた。

その曲は今でもやることがあって、フレームは有効かと思え、Sagaの構想を復活させた。 「火星の…」となっているのはそういうわけ。

もちろん、 P.K.ディックの『火星のタイムスリップ』 が念頭にある。

宇宙植民の出発点としての火星には、これから異星へ向かう若者や、戻ったものの、格差の壁に阻まれて 地球には移動できないまま火星の土に埋もれる運命の老人がそれぞれの記憶や期待とともに過ごしている。

聴くとそうでもないけど一応変な曲。 リズムやハーモニーや進行のアイディアを理屈で捻り出すと変な曲に分類されるが、 弄ぶうちに結構自然になるものらしい。

『霊園通り』

出だしの文句を思いついたらAメロがそのままずるずるっと出てきた。

出てきた後で、あまりに簡単に出てきたのと、曲調からして、 誰かの曲を気がつかないまま思い出しただけなのでは?という疑念が生じる。

やる時にもお客さんに、パクリかも知れないんで似た曲があったら教えてとお願いしてから やったのだが、思いついた人はいなかった模様。

今のところオリジナルとしてよかろうとしてるけど、 いまだに自分の作った曲のような気はあんまりしない。

昔大昔に死んだ女性が幽霊となって現われ、霊園を歩く男を誘惑する、というハナシ。


どれもベータ版で、聴いてみればすぐこうしようああしようが浮かぶが、 常にそんなもの、 そもそも自分はそういうキャラなので、 またどこかでできる時に備えてこそっとバージョンアップしていくつもり。

というわけで(ベータ版であっても)クリアだが、来月はまた大変。 店の都合で開催日がどんどん早くなり、次までは三週間しかない。

連休はひたすら曲作り、かね。

次からはさらに一曲は女性の名前をタイトルにした曲にするという縛りを追加したので、 まずは名前探しか。