2024-09-02 10:04:00+09:00

対価なき労働が連れて行く先 '24/08

手を出すな、マユミのおくすり手帳、台風のしらせ

北千住KNOCKのオープンマイクイベント"Sunny Aco Afternoon"、略してサニアコにて。

必ず三曲新曲披露サーキット六周目終了。 二回目も回ってきたがそちらはカバーにしたので三曲。

ルーツミュージック(主にアメリカーナ)の影響下の曲、変な曲、普通の曲を一曲ずつこの順番で。 徐々にその分類の意味変化しつつある中で。

『手を出すな』

Bluesにはいわゆる12小節の3コードだけでなく、 8小節で、いろいろな曲に使われているコード進行がいくつかある。

いくつか用意しておくと、12小節ばかりの中だと多少目先が変わってよいし、 個人的にも好きな曲が多いので、今回は8小節で作ってみた。

しかし、進行はよく使われるのを再利用ではなく、 マイナーに寄った進行を考えてみた。

車に乗ってラジオ聴いてたら、イルカに触ろうとして手を噛まれたというニュースが流れ、 いや、イメージと違ってイルカは獰猛でしょう、手出しちゃダメでしょう、と思ったら 最初の歌詞が浮かんだ。

まあ、やっていくとイルカはそのうち退場するのではと思われるが。

というルーツ影響下の曲。

『マユミのおくすり手帳』

数ヶ月前に一曲は女性の名前をタイトルにした曲にするという縛りを追加したのだが、 これがなかなか難しい。

最初はいい名前があれば自然にできるだろうと、本邦女子につけられる名前、どんなのがあるか 探したりしていたのだが、そのうちに単にそれだけをタイトルにするには、名前というのは 短かすぎるのだ、と気がついた。

英語だとMatching Moleの"Caroline"とか、あるいはMott the Hoopleだと"Angeline"とか、 Policeなら"Roxanne"とか、それなりに音節がある名前を使える。 それでも、"Angeline"は"Sweet Angeline"だし、 "Eleanor Rigby"に至っては名前だけでなく姓名である。

そうか、多分どういう名前かはそれほど重要でないのだ。

名前を「使って」タイトルをつけるとすればいいんだな。 かといって英語みたいに"Oh!"だの"Sweet"だの"My"だのつけても日本語っぽくないし、 音節的にもあまり貢献してくれない。

さて、と考えると、前回のMCで「クスリの唄を作るか」とひょいと喋ってしまったことに気がついた。 この場合のクスリは危くておくすり手帳に書けるようなモノではないわけだが、 そんなクスリばかりが載ってるおくすり手帳があったらどうか、 という着想からこうなった。

「助けてくれる」はもちろんStonesの"Mother's Little Helper"から。 ほんとは母と娘の二代に渡るおくすり手帳大河ドラマになればよかったが果たせず。

これは普通の曲だが、「普通」という意味を多少考えなおすことになった。 ワタクシにとっては普通の曲というのは、バンドがテンポをあげてロックするような曲を指す。

一人で弾き語ってると大人しい曲に聴こえても、バンドでやればロックになるようなのが、 「普通の曲」の意味だとわかった。

引き続きその方向を目指す。

『台風のしらせ』

で、これが「変な曲」になるが、曲自体は別に変なところはないと思う。 なのだが、ギターのチューニングをDADGADにしている。 つまり変則チューニングなので、その「変」を使って「変な曲」と強弁しているという次第。

DADGADだけどその響きをたくさん使った弾き方をしていないのは、 どうしてもありがちな方向に行ってしまうから。 そうでなく、まったく別のリズムを持ったフォーマットにくっつけたいという意図。

それによってDADGADから連想されるのと違う唄のリズムを作って、 日本歌詞を載せたい。 歌詞をつけて唄メロとのインタラクションが発生するうちに、 ある種反作用で言葉のリズムも変わっていく、そうやって日本語の唄のリズムを拡げていきたい。

他にも方法論はいくつかあるけれど、 それらを動員して、オモテもウラも関係ないイチニィサンシィの文部省唱歌行進曲とは違った、 日本語の唄のプロトタイプを提示する、というのがミッションだと考えている。

この曲についても、それが首尾よく達成できた暁には、めでたく本当の「変な曲」として 生まれ変われるはず。


という感じで今回。

演奏については、Fender Villagerが弾いてると細い弦がナットから外れて隣の溝に行ってしまうという トラブルが発生してチューニングが変なように聴こえてしまう事態になってしまった。

これは自分の演奏なのか楽器なのかはまだ決められないが対策が必要であるな。

前回記録で、「そういうやりとりを反芻するうち、すでに二曲くらいのネタは揃いつつある」と書いて、 それは嘘ではなく、「手を出すな」「マユミのおくすり手帳」がその二曲。

なのだが、はやばやに骨格はできたのだが、その後、まったく手がつかないまま直前になってしまった。 好事魔多し。

次回に向けてももう三曲超のネタが出てきたが、気を緩めず行きたい。


Facebookへのシェアで起きた話。

今回もスパム認定で削除されるのではないかと不安を持ちつつ投稿する。先にテキストを書けば大丈夫かな?

前回終わった直後にポンポンとネタが出て、をを来月は楽だぜ! と安心してしまったのがいけなかったのか、暑さやら忙しなさやらのためか、 直前まで全く手がつかず、やっぱりバタバタになったが、なんとかなったかな。 現場で出待ちの間に歌詞書いた曲もある…。

今回も直後にネタはポンポンと出たが、前回の轍を踏まないようにしたいもので。

やっぱり、削除されてしまった…。 うーん。

サムネールイメージのlocationを変えてみるか?