北千住KNOCKのオープンマイクイベント"Sunny Aco Afternoon"、略してサニアコにて。
10月の終わりに体調崩したため、二回欠席となった。 今月もどうかなあという感じはあったが、年最後でもあり、 さらにはエレガットを使いたいなと十月始めに激安の固体 ( サウンドハウス ) を入手したので、どんな感じか確かめたいというのもありで、 とるものもとりあえず、というところで出かけた。
前回書いたように若干曲作りに疑念が生じた上に体調不良な二ヶ月、 新曲があるわけでもなくで、カバーか既存の曲をやるかかなあと考えたが、 それも芸がない、前回一曲で試した演奏しながらその場で作る、というのを、 できるところまでやって、足りなくなったら後はアリモノでなんとかしようと決めた。
前回の結果を参考に、それらしいコード進行を書きためたのがあるので、 その紙に家から移動の間に思いついた文句を店で書き出して、 それを見ながら演奏する。
で、必ずできる三曲はエレガットで、ボーナスステージの二曲はそのときの気分で Villagerでやった。
最後の一曲は自分の状態を確認する目的で既存の曲をやったが、それは省略。
例のごとく、聴かされるほうはたまったもんではないかと思うが、 そこはサニアコというイベント、およびお店の寛大さに甘えてやらせてもらった。
- 00:00 終わらない夜
- 03:05 力が欲しい
- 06:53 薔薇色の未来
- 11:11 南へ行こう
思ったこと。
切れ切れのことばの断片をその場で組み合わせるんだけど、コード進行(も時にはその場で変わるが)、 ハーモニーをまず体に入れる作業をするのに、ハミングやらスキャットやらのような、 唄い方を積極的に入れていくのはよさそう。
言葉が嵌らない時の詰めものとしてもラララ的な歌を入れられるとよいし。
録画を聴いて思ったのは全体に、やってくるなかで意外に自分の声とか唄の中に個性っぽいものが 聴こえてくるようになるものなのかなあ、ということ。
それが逆にブルースとかボサとか、それっぽく聴こえないということにもなるんだろうけど、 どちらに寄せるかといえばもちろん、個性に寄せたいわけで。
エレガットはたまに開放弦がビビることがあったけど許容範囲、 これはこれでしばらくは使えそうだなというところ。
『終わらない夜』
トニックからでなく始まるコード進行に慣れたいという意図でメモったIVからの進行を 三拍子にして流して唄をのせた。
四時頃ふと目が覚めると、このまま夜が終わらなかったらどうだろう? と思うことがあって、そういうイメージを集めた。
『力が欲しい』
まさに今の実感を十二小節で。
体調だけではなくて、唄を作るにここが難関というところがはっきりしてきて、 それに立ち向かう力が欲しい、という。
『薔薇色の未来』
「いつまでここにいようか」という文句だけあったのだが、MC何を喋ろうかと考えてるうちに、 「薔薇色の未来」という文句が加わり、あ、これは例の宇宙進出Sagaの一部になるな、と 気づいて、演奏しながらそちらに寄せていった。
最後は「薔薇色の未来」という文句をなんとか入れて終了。
『南へ行こう』
Lowell Georgeの唄が大好きで、普通はあまり考えないのだけど、この人に限っては多少真似でも してみないと、わかってこないかなと日頃思っているのだが、恥かしいのを我慢してやってみた。
"All That You Dream"のモロマネ。
十二小節のスリーコードにしたけど、ここから仕込みでいろいろ変えてみるかも。
仕込みの部分は生演奏と結びついていないと、得てしてパズルを持てあそぶような作業になってしまう。 それは違うな、と思ったのが、演奏する機会がない若い頃に曲作りをやめた大きな理由だったけども、 その後、ライブやセッションに出るようになって二十年近く、今なら、仕込みと現場をうまく シンクロさせながら曲作りができないかなと思う。
今年も終わり、当初の目論見からは若干足りないけれど、 遅れても速くできても進む道は変わらないということで、またここからやっていきましょう。