2025-01-11 14:05:00+09:00

道は星に訊け、料理は…

AIに対してカントの定言命法を意識する日は来るのか?

AIに何かを尋ねる時に人と違って楽なのは、最終的な解答を引き出すまでにその前提的な知識をも 順を負って得ていくような作業を相手の都合を無視してできることである。

例えば、パスタを茹でてオリーブオイルを入れて糠漬けとキムチと唐辛子で合えたら変わりペペロンチーノ でいけるのではないか?と思いついたとしよう。

直ちに思いつく問題がある。

糠漬けやキムチの発酵食品は乳酸菌などの菌を摂取できるというのが利点。 だが、それらの菌には加熱による影響はないのか?

別に美味ければいいだろうというのは、若く健康な時の台詞である。 腸活と摂取カロリーの調整に励まなければならない老人には、 一食でも疎かにするのは気分が下がるハナシだ。

それを避けるには、あらためて考えればそもそもそれぞれの発酵食品で摂取できる菌が何か、 その各々の耐熱性がどうか、まで考えないといけない。

これを人に訊いて解決しようとしたら、まずは一聴発酵食品入りペペロンチーノなどは まったく想像できない質問から順番にしないといけない。

これを実際にやると、仮に相手が怒り出さなかったとしても、 こちらには、まるでカントの定言命法、人間性の定式、 「汝の人格や他のあらゆる人の人格における人間性を、いつでも同時に目的として扱い、決して単に手段として扱わないように行為せよ」 に反しているような良心の呵責を覚えてしまうわけである。

その点、相手がAIならそういう心配はない。

最終解決の前提となる解決を、いくらでもさせていくことができる。

また、AIを使わなければ、各段階の解決において必要な資料収集やら知識の整理やらを、 おそらく各段階目的や分野が異なるゆえ、 結構なフットワークと労力を費すことになる。

知識が必要な時は、自分で調べる、誰かに訊く、に加えてAIに訊く、という方法が加わった。

昔、「道は星に訊け」というカーナビのコピーがあった。 こういわれると、「道は人に訊けばいいだろ」と返すのが決まりだったが、 自分で調べるとなると地図をあたる、しかも何枚か、ということになり、 それはそれで大変だったりしたが、 今はGoogle Mapで出発点と目的地を決めれば手段により、 条件も加味できて何パターンか道を教えてくれる。

まあ、そういうものだ。 AIだからいくらでも手段としてのみ使い倒せる。

しかし、今気になるのは、この先AIがさらに進化していった場合、 ふと、カントの定言命法が頭をよぎる日がこないだろうか、ということ。 その場合AIを目的として扱うとはどういうことか? そうなったときに始めて、AIに関する考察が、人格、あるいは人間性に関する考察に 跳ね返ってくるのではないかと感じる。

それはそれとして、 変わりペペロンチーノについての対話をメモしておこう。 人に訊くことを想定して、最終目的を直接に質問した場合の答えも。

1. 糠漬け、納豆、キムチには菌が含まれますか?

はい、 糠漬け、納豆、キムチ のいずれにも多様な が含まれています。これらの食品は発酵食品であり、特定の微生物の働きによって作られています。以下に、それぞれに含まれる主な菌とその働きを説明します。


1. 糠漬け


2. 納豆


3. キムチ


菌がもたらす健康効果


注意点

これらの発酵食品を日常的に取り入れることで、健康的な腸内環境を維持しやすくなります。

2. これらの菌は加熱すると死にますか?

はい、 糠漬け、納豆、キムチ に含まれる多くの菌は、 加熱に弱く、一定の温度以上になると死滅 します。ただし、菌が死滅しても発酵によって生成された健康効果のある成分は残る場合があります。以下に、具体的な温度と影響について説明します。


1. 糠漬けの菌(乳酸菌、酵母菌)


2. 納豆菌


3. キムチの菌(乳酸菌、酵母菌)


菌が死んでも残る効果

  1. 腸内での善玉菌のエサ
    死んだ菌(死菌)は プレバイオティクス として機能し、腸内の善玉菌を増やす働きがあります。
  2. 発酵生成物の効果
  3. 糠漬けやキムチ:乳酸や酢酸が腸内環境を整えます。
  4. 納豆:ビタミンK2やナットウキナーゼなどは熱に強く、血液や骨の健康に役立ちます。

生きた菌を摂取したい場合


結論

これらの菌は加熱で死滅する場合が多いですが、発酵食品の健康効果の一部は残ります。生きた菌を摂取したい場合は、加熱を避けてそのまま食べるのがおすすめです。

3. ぺぺロンチーノに糠漬けとキムチを入れたいです。栄養摂取の面から注意点を教えてください。

ぺぺロンチーノに糠漬けとキムチを入れることで、独特な風味と栄養価を高められますが、いくつかの栄養面や調理面での注意点があります。以下にまとめます。


栄養摂取の観点からの注意点

1. 塩分過多に注意


2. 油分と塩分のバランス


3. 乳酸菌の生存


4. 発酵食品の風味とオリーブオイルの相性


5. 栄養バランス


6. 塩分とカリウムのバランス


調理のポイント

  1. キムチと糠漬けは仕上げ直前に加える
  2. 高温で加熱せず、風味を生かしながら乳酸菌を最大限残す。
  3. 糠漬けは細かく刻む
  4. 全体に馴染みやすくなり、他の素材とのバランスも良くなります。
  5. オリーブオイルの量を調整
  6. キムチや糠漬けから水分が出るため、オイルを控えめにすることで油っぽさを抑えられます。
  7. 味見をしながら塩分調整
  8. 必要であれば、塩を加えず仕上げにレモン汁や酢を少量加えると塩分控えめでも風味が際立ちます。

栄養面での最終評価