今回からGeminiによる要約を全面的に導入してみる。
- 動画視聴
- GeminiにURLを渡して要約させる
- 文字起こしがあればそのまま可能
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ない場合
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yt-dlp -x -audio-format mp3 <url>でローカルに音声ファイルを作成 - 音声ファイルをアップロード
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の手順。
というわけで。
1. トランプ以降の国際政治のゆくえ―予測不能な世界をどう生きるか|前嶋和弘×浜田敬子×宇野常寛 (YouTube)
今のアメリカの姿勢はトランプ個人から由来するのでは必ずしもない。 それを考慮に入れて今後を予想しなければ。
- 米中「G2/2つのジャイアン」時代の国際秩序と日本の立場 米中両国が相互に強い影響力を行使する中、日本にとってアメリカは単なる「パートナー」にとどまらず、「カード(取引材料)」として扱われるリスクが高まっている状況だ
- 中国との対話パイプの不足 欧州や豪州など世界各国が実利を重視して中国との交渉や関係改善(中国詣で)を進める一方、日本には現状、中国と直接交渉・対話を行える政治的パイプが不足しており、孤立化やリスク増大が懸念される実態だ
- 「トランプ後」と多角的外交の重要性 対米依存の一本化を脱し、諸外国やミドルパワー(中堅国家)との多角的な連携、「プランB(対米依存脱却を見据えた外交の選択肢)」を具体的に議論・構築する姿勢が不可欠だ
概ね妥当な現状認識と展望とみる。
2. 【マスキズム vs 斎藤幸平】イーロン・マスクが変革する資本主義/巨大テックと国家の癒着/資本主義の次なるOS/スペースXの国防利権/GAFA解体論/新自由主義の崩壊/生き残る企業の条件 (YouTube)
① 「マスキズム」とは何か?
- テクノロジーによる主権の約束と国家との共生 マスキズムとは、少数(イーロン・マスク等)のテック企業トップへの依存を強めつつ、国家の能力を民間技術によって拡大するシステムだ
- 国家との依存関係(悪魔の取引) テック企業は「反国家(リバタリアン)」と見られがちだが、実際には補助金や軍事・インフラ契約を通じて国家と強く融合している構造だ。これにより国家は能力を強化する反面、民間企業に決定権(拒否権)を握られるリスクを抱える実態だ
② フォーディズムとの違いと「社会契約の不在」
- かつてのフォーディズム ヘンリー・フォードの時代には、組み立てラインによる高賃金や大衆消費・福祉国家といった社会的な利害共有・合意形成が存在した時代だ
- マスキズムの対立的言語 マスクのスタイルは利益の共有ではなく、分断や危機(人種・文化的な対立等)を煽ることで自らや自社製品を「救い(要塞化)」として売り込むビジネスモデル(要塞未来主義)だ
③ 脱グローバル化と垂直統合
- サプライチェーンの集中 分散型グローバリゼーションとは対照的に、生産を極力自社内に垂直統合・自給化(脱グローバル化)しようとする戦略だ
- 世界的な追随と対抗軸 地政学リスクの増大により世界中の企業・国家が同様のモデルを模索する一方、中国企業(BYD等)のように技術を吸収・複製して追撃する動きも活発だ
④ テクノロジー過信への懸念と対抗策
- データセンター反対運動などの新たな政治機会 AI開発に伴う過剰な電力・水消費や環境破壊に対し、地方の現場レベルで起きているデータセンター建設への反発が、巨大テック支配への新しい対抗軸になりつつある現状だ
- デジタル空間の「外側」に目を向ける テクノロジー依存の希望的観測に陥るのではなく、対面での人間関係や地道な政治的コミュニティの構築、非テック領域(教育、医療、生活現場)の重要性を再認識することが独占に対抗する鍵だ
イーロン・マスクを始めとしていわゆるテック右派の思想と実践を「マスキズム」と捉えフォーディズムとの対比において その問題点を分析する、というのは、マスクたちに命名を与えて、かつポストフォーディズムの一つの流れと位置づけるのは、見通しをクリアにするのに役立つと思われる。
一方で、動画では簡単に触れられているのみだが、トヨタ(カンバン)方式についても、 ポスト・フォーディズムとして位置づけて分析しなおしてもいいかもしれない。
ここで使われている用語でいえば「垂直統合」である。
本来ならば、理想的にはテクノロジーは分散型グローバリゼーションをこそ支援するべきで、 特にネットワーク、ITに我々が期待する(した)のはそこではないか。
マスク個人についていえば、そのテクノロジカルなヴィジョンは驚かされるものがあるし、 それを実装にまで持っていく力は、好みは別にして評価せざるを得ないところがある。
ただ、くだけていえば、「それはそうすれば実現するかもしれないけど、そういう風にやっちゃダメでしょう」というような、 実装の仕方を取ることも多々あるわけだ。 国家への癒着などはその最たるものだが、 魅力的なテクノロジーを実装するために必要な邪悪な部分を極小化する努力を、マスクはしているのか、というところか。
なんにせよ、ここでインタビューを受けている スロボディアンとターノフの『マスキズム 新たな独占の時代』 は必読と思う。
- Quinn Slobodian:ボストン大学教授、国際歴史学者。新自由主義や資本主義の思想史を専門とし、著書に『グローバリスト』『クラックアップ・キャピタリズム』。
- Ben Tarnoff:テクノロジー批評家、ライター。ビッグテック批判やネットの公共性を論じ、著書に『民衆のためのインターネット』。
- 共著における役割:歴史学とIT批判の融合。イーロン・マスクを象徴とするインフラ私有化や権威主義的傾向を、現代資本主義の新体制「マスキズム」として構造化。
また、この動画で興味深かったのは、インタビュアーとして出演している斎藤幸平。 この人、インタビュアーとしてもかなり優秀なのではなかろうか。 まだまだ活動に広がりが出そうな気配である。
3. ロッキード事件での田中角栄元首相逮捕から満50年 特捜部作成の逮捕決裁文書が明らかに - 奥山俊宏のニュースレター (the Letter)
記事の要約:ロッキード事件から50年、逮捕決裁文書の公開とその意義
1. 50年目の「田中角栄逮捕」決裁文書の公開
- 事件と資料の経緯: 1976年7月27日の田中角栄元首相逮捕から50年(2026年時点)を迎え、当時捜査を指揮した故・吉永祐介元検事総長から元NHK記者・小俣一平氏に託され、現在は文藝春秋で保管されている「逮捕決裁文書」等の貴重な捜査資料が公開された。
- 新事実の発掘: 資料には、裁判で扱われなかった裏金の全容や未周知の政治家への資金提供記録が含まれており、のちに首相となる 竹下登氏 も全日空の裏金受け取り対象に含まれていたことなどが明らかにされた。
2. 日米の史料環境の違いと今回の公開意義
- 日本側の記録不足: 米国ではロッキード事件に関する公文書やメモが豊富に残され歴史検証に耐え得るのに対し、日本では裁判提出用の限定的な証拠以外の捜査記録が公にされてこなかった。
- 歴史的価値: 今回の資料は、有罪立証用だけでなく捜査過程の全体像や現場の生々しい動向を伝える「第一級の史料」であり、日本の歴史を日本側の記録に基づいて再構築する上で極めて重要である。
3. 情報公開の正当性と「民主政治」への寄与
- 守秘義務と公益性: 捜査は既に終了しており、プライバシー等に配慮した上でジャーナリストが公益性を審査して一部を報道・公開することは、守秘義務違反には当たらない。
- 三木首相の理念の実現: 事件当時、三木武夫首相が表明していた「国民的疑惑を徹底究明し真相を明らかにすることが日本の民主政治に不可欠である」という約束を、数十年を経て果たした形となる。
この記事は日本側の新資料についてだが、一部米側の資料についても言及されている。
それも含めた調査については以下の書籍がある。
一方、米側資料の調査、読み解きについては、春名幹男の仕事がある(既読)。 これらの関係についても比較したい。
4. 【パランティア“進化系”AIが日本から】社外秘データを取り入れる新技術|DXの思考法の著者が夢見た未来を“実装”|あえて「日本発」とは言わない|経営層こそデータをマネジメントせよ【津田通隆×西山圭太】 (文藝春秋PLUS 公式チャンネル YouTube)
- データ管理のパラダイムシフト(集約から分散へ)
- データメッシュとドメイン固有のコンテキスト活用
- 「オープンデータスペース(ODS)」と「ダイナミックオントロジー」
- 米パランティアとの違いとグローバル展開
- 経営層(CEO)に対する提言
メインの話題であるODS、ダイナミックオントロジーはもちろん追いかけないといけない技術なのだが、 動画の内容としては、「米パランティアとの違いとグローバル展開」の部分が興味深かった。
ODS、ダイナミックオントロジー
AIはデータ収集だけでは強くなるわけではない。ネット上の公開データに限界が見える一方、企業の現場には制約や規格の壁で使えないデータが眠っている。この課題に対し、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は2026年4月、データ活用の突破口として『Open Data Spaces(ODS)』の設計思想、プロトコル、参照実装、ガイドブックをまとめて公開した。
とある。 以下のリンクを追うこと。
パランティアのサービス実態
パランティアのサービスは画期的であるとされる一方で、要するにより賢いSAASに過ぎないという意見もあり、 実際にどういうもんが提供されているのかが知りたいところ。
ここで一瞬ではあるがパランティアがどうやっているのか、具体的に語られる。
より賢いSAASというのはある意味当たっていそうで、既にある業務システムを一括して構築される決定論的ツリー というところから、これまでのSAASや、もっと前の時代のシステム統合・改修と本質的には変らず、 これが従来システムと同様のトラブルが発生している理由かと思われる。 以下のようなケースがあったはず。
- イギリスNHS(病院)でのパイロット運用の不具合・運用断念
- 米国国防総省(ペンタゴン)DCGS-Aプロジェクトのデータ統合不具合
- 米デンバー警察でのデータ精度・検索不具合
これに加えて法的な懸念やプライバシー問題があるわけだ。